自然観測室

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2013年 07月 28日

草原のセセリ達

生息地までの道が雨水で滝のようになっていましたが、なんとか到着。車を降りて、一応長靴にはき替えようかと考えていたら、突然ピーカンに・・・ 天気の女神がほほ笑んでくれたので颯爽と地面がむき出しの斜面を登りながら蝶を探します。
ニワハンミョウに気を取られながらしばらく歩くと、目の前に素早く飛び回る蝶が現れてくれました。
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チャマダラセセリです!去年の春にも来ているのでいることは判っていましたが、夏型を見るのは初めて。予想よりもずっと大きく、とても俊敏で、一度見失うと見つけられないほどです。
しかし今度はあまりの日照りに、さすがに斜面を歩き続けるのはつらいと思い、別の場所へ。

こちらは生息地の広さは狭いですが、草原のような地形で観察しやすいです。春と比べてかなり草が伸びていましたが、こちらでも姿を見ることができました。
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ススキ?の葉に静止していて背景もチャマダラの生息地らしくなく、少し異様な写真でしょうか。最初は本当に発生しているのか不安になるような場所でしたが、いざ入ってみると複数の個体が飛び出しました。
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日差しが強すぎて色味が・・・ やはり春型とはまた違った装いですね。正直に言ってしまうと春型の方が可憐な感じがするので、そちらの方が私は好きですね。

さて、同じ場所ではこんなセセリも見つけることができました。
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ホシチャバネセセリです。こちらもチャマダラと同じく草原性の蝶ですが、棲息環境が微妙に違うので、同じ場所で見られるのはなかなかないことではないかと思います。
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こちらの個体は残念ながら擦れてしまっていますが、かなり近寄ることができました。
チャマダラも小さい蝶ですが、ホシチャはさらに小さく、その上素早さも段違いなので撮影は厳しかったです。どちらの種も草原性ということで、生息地が少なくなっていることで有名だと思いますが、この辺りでは伐採地や定期的に裸地になる植林地などを転々としながら、決して多くはないものの確実に世代をつないでいるようです。しかしそれは安息の地がないともいえるので、彼らの未来は明るいものとは言い難いでしょう。


福島県
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by sks-medalist | 2013-07-28 18:48 |


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