自然観測室

skmedalist.exblog.jp
ブログトップ
2012年 06月 02日

キバネツノトンボの草原

ゼフィルスを探しに行きましたが、残念ながらアカシジミすら見つけられませんでした。茨城は他の地域と比べると発生が遅いのでしょうか。だとしてももうそろそろ出てきてもおかしくないと思うのですが…

なので先週撮影できなかったキバネツノトンボを探しに行きました。

到着してすぐに素早く低空飛行する個体を発見。しかしなかなかとまってくれません。この虫がいるところは大抵日差しが強く当たる草原なので、待っている間汗がだらだらと流れ出します。
待つこと40分。やっとススキにとまってくれました。
e0277347_18221280.jpg
知ってるよ!と言う人もいるかもしれませんが、この虫はトンボと付いているもののトンボの仲間ではありません。ウスバカゲロウなどと同じ、アミメカゲロウの仲間です。
e0277347_1825483.jpg
複眼は上下で二つに分かれています。後翅だけでなく、脚や体に散りばめられた鮮やかな黄色が目を引きます。というか、撮影してから気がつきましたが、この個体雌ですね。前に見たときはもっと素早く高いところを飛んでいたので、違和感がありましたが納得です。

もぞもぞと葉を上って止まったかと思うと、突然翅を開きました。
e0277347_18275318.jpg
鮮やかな黄色は後翅のみ。飛んでいる時はこれが非常に目立ちます。

e0277347_18295989.jpg
多くの草原性の蝶が姿を消しているように、この虫も姿を消しつつあります。この場所も猫の額ほどの僅かな生息地で、記念樹の札がついた木がたくさん植えられています。いつかこの木が大木になる時には、この虫は見られなくなっているのでしょう。


茨城県
[PR]

by sks-medalist | 2012-06-02 20:00 | その他の昆虫


<< アカシジミのいる林      林縁にて >>